パパ鹿児島へ

１２日

ついにパパが旅立つ日がきてしまった。

だいちと私からネクタイ、写真立て、たくさんの写真を前日にプレゼントした。



当日の朝、パパからだいちあてに置き手紙があった。
後から聞いたら、だいちはそれを見てちょっと泣いたようだ。
やっぱり寂しいんだね。

あんまり口数の多い子じゃないから、パパが鹿児島に行ってしまうこともあまり話さない。
でも少し前は「パパがひとりぼっちで可哀想だから、だいちも鹿児島に行く！」って言ったこともあった。
今は「パパも鹿児島でだいちと同じ気持ちだよね。」なんて大人な発言をしたりしている。

鹿児島行きの飛行機は朝の９時１５分発。
３人でリムジンバスに乗って空港へ。

空港にはじぃじ、ばぁば、パパの会社の人が朝早いのにわざわざお見送りに来てくれていた。

当日は笑顔で送ってあげたかったから、たくさんの人がいてくれてよかった。



パパとお別れしてからは、じぃじ、ばぁばと屋上へ行き、飛び立つ飛行機に手を振った。

離れて暮らすのは本当に寂しいけど、家族の大切さを痛感する半年になると思う。