大好きな仲間

３０日
ホテルをチェックインしてからけいたママにピックアップしてもらい、懐かしい公園へ。

前日の試合後にけいたママが声をかけてくれてほぼ全員集合してくれた、だいちが以前所属していたチームの仲間。
みんなと会いたい、一緒にサッカーしたい。というのがだいちが１番したいこと。
そんな気持ちをけいたママは痛いほど理解してくれている。

交通事故の後遺症で身体がまだしんどそうだったけど、みんなと再会させてくれた。
本当にありがたい。

チームのみんなは相変わらず面白くて仲良しで、サッカーが上手だった。

会うや否や「だいちー！だいちー！！！」って駆け寄って来てくれて、だいちも本当に嬉しそうだった。
ずーっとずーっとひたすらサッカーをしていた。

みんなでのり弁を食べて、またずーっとずーっと楽しそうにサッカーをしていた。
  
 
飛行機の時間に間に合うぎりぎりまで遊んだ。

お別れは寂しい。
 

セレクションで合格したこのチーム、全国大会に出れる可能性もある。
だいちの居場所もしっかりあるし、せっかくつかんだチャンスを手放したのはもったいなかったんじゃないか。
教育環境もいいし、私とだいちで小学生の間、鹿児島に残っても良かったんじゃないか。っていう後悔の気持ちが正直消えなかった。

でも再会してなんだかすっきりした。

サッカーは大阪の子はすごくレベルが高く、向上心を常に高く持っていられる。
負けん気の強さ、がつがつした競争心は大阪にいたほうが鍛えられる。

鹿児島にいたら、あまりそういう気持ちは芽生えなかったんじゃないかな。と思った。

サッカーを続けていたらどこかでいつか会えると信じて、だいちはだいちの場所で頑張っていけばいいんじゃないかな。

だいちはどう思ったのかな・・・

けいたママにひなこちゃんちまで送ってもらって、親友けいたくんとお別れ。
けいたくんは別れ際、ちょっと怒ったような顔をしていて、そっぽを向いてバイバイと手を振って行ってしまった。

後で聞いたら、別れてからしばらく泣いていたようだ。。。

だいちもひなこちゃんファミリーに車で空港まで送ってもらったけど元気がなく、飛行機に乗って飛び立つと
「帰りたくないよー」と号泣。。。
私も思わず涙がとまらなかった。

夜は寝言で「けいたー！けいたー！！」って叫ぶし、本当に切ない。

そんな関係が築けたことを幸せだと思うようにしよう。
だいちも私もいい仲間に恵まれた。